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納豆2 貴重なたんぱく資源 [おコメと、そのパートナーたち]

 文献をひもとくと、「納豆」という文字が最初に出てくるのは、平安時代に藤原明衡が著した『新猿楽集』です。

 納豆の語源は、寺の納所(台所)で作られたことに由来すると言われています。

 「納所」で「大豆」を原料に作られたから「納豆」。

 至極納得のいくネーミングと言えるでしよう。

 仏教の戒律によって肉食を禁じられた僧侶にとって、納豆は貴重なたんばく質源となっていたのです。

 納豆は、戦国の武将たちにとっても、大切なスタミナ源だったようです。

 文禄の役(1592年)で朝鮮へ出兵した加藤清正の軍は食料難に陥り、すでに空になった味噌袋に馬糧の煮豆を入れて行軍していると、馬の体温で煮豆が蒸れて糸引き納豆ができあがっており、空腹の武士たちの胃袋を大いに満たしたというエピソードが残っています。
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