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黒 米 [古代米]

 玄米の色が黒色で果皮・種皮の部分に紫黒色系色素(アントシアン系)を含んだコメです。

 5分づき(少し精米)にすると米が紫色になるだめ、紫米とか紫黒米とも言われます。

 糠を全て取り除くと白米に近い色になります。

 米粒の形は、ジャポニカ種(短粒)とインディカ種(長粒)があり世界的には後者が多くほとんどが繻(もち)です。

 黒米は、おはぎの起源で古くから祝いの米として珍重されてきたという説もあります。

 中国では明の時代、李時珍の「本草綱目」に「黒米は女性の生理・腎臓を補い、脾臓・肝臓に良く、目の血のめぐりを良くする。

 更に、滋養強壮に優れ、造血作用があり、髪の毛の黒さを増す」と記されています。

 古来、中国で黒米は宮廷献上米として皇帝や女官たちに独占されており、揚貴妃も美容食として愛用していたと伝えられています。

 また、薬膳料理にも古くから使われていることから薬米の別名もあります。

 栄養成分は現代の白米と比ベ、たんぱく質・ビタミンB1・B2・ナイアシン・ビタミンE・鉄・カルシウム・マグネシウムなどが豊富に含まれています。

 中でも、黒米の糠に含まれるアントシアニンは、血管を保護して、動脈硬化を予防し、発ガンの抑制に関係する抗酸化作用が認められています。


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