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海苔② のりといえば「浅草のり」! [おコメと、そのパートナーたち]

 今日、わが国で食用として広く愛されている四角い形に抄き上げた乾のりは、江戸時代に入ってから、養殖されるようになったものです。

 約300年前に始まったのりの養殖は、明治時代になるまで、徳川幕府の政策によって、江戸以外の地方で行われることを、厳しく禁じられていました。

 現在、養殖されているのりは、大半がアサクサノリ、スサビノリの系統ですが、昔から「浅草のり」の名前があまりにも有名です。

 江戸時代、東京湾は現在よりまだまだ広く、陸地に深く入り込んでおり、浅草寺も海辺にあり、近くを流れる隅田川(当時は浅草川)の水もまた清らかで、その河口は、のりの養殖に適していたことから、ここで産出するのりを、「浅草のり」と呼ぶようになったようです。

 徳川幕府に守られた「浅草のり」は、そんな背景があつて、いつの間にか全国にのりの代名詞となつて広まつていつたのです。




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